The Original Scents & Aroma Items WASITE STORE 三園 泰慶さん #04-3

可能性という匂いの中で生きていると実感。(3)

可能性というベールに包まれた沖縄。

そこに漂っている好奇心をくすぐる香りに引き寄せられ、沖縄までの総距離2,000km以上をバイクと共に移動し続けた20日間。それが沖縄移住生活に向けたスタート。

そうして、今や沖縄からオリジナルの香りとアロマアイテムのブランド「WASITE」を全国に届ける三園 泰慶さんの「マイグレートライフおきなわ」は、まだ出会っていない新しい沖縄の香りを探し求めながら、長い人生の旅の途中にいるのかもしれない。

「毎日何かが消費されている現代のライフスタイルの中に、自分自身をちゃんと真ん中において、自分から考え、選び、動き、作ることが、良い事に繋がる」それがWASITEのブランドコンセプト。

一人ひとり違った人生のマイルストーンにある匂いの記憶は、新しい匂いのデザインを生み出せる最大の材料でもあるようだ。みなさんにも、残しておきたい匂いの記憶があれば、消えてしまう前に一度WASITEを訪れると良いかもしれない。今回は、そのWASITEをもう1段階踏み込み、匂いづくりの楽しさに触れてみる。

WASITEを中心として良いことのはじまりへ。

━━キャンドルのお仕事をされて何年ぐらい経つのでしょうか?

WASITE、三園さん この仕事を正式に始めてから4年目ぐらいです。

成長のスピードは遅いですけど、ゆっくり展開を作っているので、今まではキャンドルだけの取り扱いだったのが、お店ではこの香りをルームスプレーとかミストとして、お客さんの目の前で調合しています。

━━ご自身で商品の売り込みや営業もされているのですよね?

県内の取り扱い店さんには、まず最初に自分がテーマをイメージして、置いて欲しいなと思うお店に声をかけながら、そのイメージを大事にして売り込んでいます。

アウトドア系なら、アウトドアでどういう人にキャンドルが受け入れられるだろうかとか、セレクトショップ系なら、ファッションとしてどうみてくれるかなとか、飲食系なら、この価格帯ならどれぐらい売れるんだろうとか。

それから、バイヤーさんが間を繋いでくれたりして拡がりました。

━━改めて「WASITE(ワシテ)」の意味を教えてください。

「WASITE」の意味をよく聞かれますが、ブランド名の「WASITE(ワシテ)」の真ん中の“I”を取ると、「WASTE」と言って“消費・消耗・浪費”の意味になるんですが、その真ん中に“I”を入れて「WASITE」にすることで、ナバホ語で“良いこと”って言う意味になるんですよ。

だから、たくさんの何かが消費されている今のライフスタイルの中に、自分自身をちゃんと真ん中において、自分から考え、選び、動き、作ることが、良い事に繋がる、という意味合いなんです。

わして、看板 わして、カウンター

━━匂いづくりのブランドを通し、今度はお客さんとも良いことを繋げていく訳ですね?

最近では、偏り過ぎる外部からの情報で極端に白黒はっきりつけてしまうことがありますね。“こうじゃないと健康を害する”という事を言われたりしますが、少し違和感がありますね。

もっと、自分を中心として何を選択するのが良いのか、しっかりと考える事が大事だと思っています。だから、あまり周りに惑わされず“自分らしい香り”で生きていいんだよって思うんです。

みなさんにも、自分の記憶の中に香りがあるはずで、これまで無関心でも香りが新たに自分を知るきっかけになるとも思っています。

だって、これまで何の香りも感じずに生きてきた訳じゃないはずです。思い出に残る香りってなんですか?

ワシテの調香

━━例えば、ご自身ならどういう香りの記憶があるでしょうか?

僕が覚えている一番古い匂いの記憶と言えば、2歳の時に近所の野良猫にひっかかれて泣いた時で、その猫や自分が食べていたポテチ(お菓子)と春のあったかい感じを、匂いの感覚として覚えているんです。
そういう匂いの記憶は人生のマイルストーンにもなっているんです。

この店で出会うお客さんの思い出や人生観や好みはもちろん一人ひとり違っていて、そこから培われたお客さんの香りのセンス、それを実際にここで作るという事が、毎回いつも新しい香りと出会えるので面白いんです。

━━商品の種類はどのようなものがありますか?

商品としては、天然精油と蜜蝋を使った蜜蝋アロマキャンドルや、フレグランスとソイワックスを使ったアロマキャンドルがあります。

あとは、カーテンやソファ、ラグなどに吹きかけるリネンウォーター(スプレー)もありますし、一番強く香りを楽しめるフレーバースプレーも用意しています。

スプレーアイテムはそれぞれ、天然精油とフレグランスのシリーズで作っています。

ワシテ、キャンドル ワシテ店舗内の飾り

━━最近では、虫除けキャンドルという種類もみかけますが。

実は科学的実験結果によるとそれほど効果ないです(笑)。

虫除けキャンドルは一定の効果が出るまでいっぱい灯さないと効果が上がらないんですよ。ナチュラル系のお店に行くとボディースプレーもありますが、20分に一回ぐらい点けていないとほぼ効果出ない(笑)。

よくお問い合わせをいただきますが、効果は持続しづらいとお応えしています。

━━そうだったんですね。もっとそういう情報発信をして頂きたいものですね!

だからもっと僕も情報を出さなきゃいけないと思うんです。自然に見えてそんなに良くないよとか、フランスのある調香師が言うのは、自然のものでもケミカルのものでも、身体が反応する確率はほぼ変わらないと言うんですよね。

ケミカルすべてが悪いわけじゃない、香料1つとっても自然のものから香りの成分だけを抽出する香料もあるし、抽出した物質と物質を掛けあわせて違う香りを作る場合もあります。

「ケミカル」って言う言葉が受け入れ難い場合があると思うんですけど、逆に自然だからすべて良いって訳では決してないんですね。そういうことを説明する義務があるんでしょうね。

しっかりと、自分が何が好きで何を選んでいるかっていう事を気づいてもらうきっかけになればいいかなと思います。

ワシテショップ三園さん

━━ここまで続けてこられた秘訣は何でしょうか?

根気と勉強ですね。特に勉強には苦労するか楽しんでするか2つあると思うんですけど、苦労する勉強はアロマや経営の勉強です。楽しんでする方は香りを作るための勉強。

お客さんから注文された香りを作るときに、お客さんの人生経験を少しでも理解できる自分の経験幅が無いと、香りを想像する材料が足りなくなってしまいますから。

一番良い方法は色々な所に旅行して、その場所の香りや風景の記憶を再現する事ですね。

21歳の時に行ったアメリカの街の通りに面したカフェの香りを再現してみたり、行った事もないアラビアの香りを写真からイメージして作って楽しんでいます。

■WASITEストアオーナーの三園 泰慶さんのインタビューを読んで、沖縄移住生活に興味が出てきましたか?

前回、「沖縄生活で感じた多くの『違い』 - 可能性という匂いの中で生きていると実感。(2)」
次回もお楽しみに!

Shop Data

三園さんが経営する宜野湾の「WASITE(ワシテ)STORE」のお店情報です。キャンドルが灯す小さな明かりの中には、誰かの心を動かす大きなチカラが宿っていると言います。

そんな柔らかな灯火だけでなく香りも楽しみたければ、50種類以上のアロマキャンドルの他、三園さんご自身が「創造的カウンター」と呼びたくなるという調香カウンターにいらしてください。

お客さんとの対話を楽しみながら、たった1つしかない、あなただけの香りを作り出せますよ。

The Original Scents & Aroma Items WASITE STORE(ワシテ)

住所 〒901-2222
沖縄県宜野湾市喜友名2-21-10
MAP
TEL/FAX 098-892-0685
営業時間 11:00~19:00
定休日 火曜日
お問い合わせ オンラインフォームはこちら
URL http://www.wasite.org/
オンラインショップ http://wasite.shop-pro.jp/
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