沖縄のポーク缶が安い事情!

あなたはスパム?それともチューリップ?

沖縄県内シェアナンバーワンはどっち?

沖縄県内での消費量が多い食材で、ナイチャーも大好きな人が増えている「ポーク缶」をご存知ですか?アンテナショップなら常設。最近ではスーパーでもよく見かける缶詰ですが、県外との小売価格の差が大きいのも特徴ですよね。

本当は“ポークランチョンミート”と言います

「『ポーク缶』ってなんだ?もしかして『SPAM(スパム)』のことか?」という方も多いでしょうが、正式には「ポークランチョンミート」と呼ばれて流通するものだそうです。と言うことは、SPAMというのは1つの商品ブランドなんですね。スナック菓子で言うところの「カール」や「キャラメルコーン」といった訳ですが、他に「ポークランチョンミート」と言えば、「TULIP(チューリップ)」が有名ではないでしょうか?

沖縄の2大勢力!SPAMとTULIPのポーク缶沖縄の2大勢力!SPAMとTULIPのポーク缶

みなさんが初めて“ポーク”に出会ったのはいつ?どこで?ですかね。大変気になりますが、十何年も前に北部での朝食バイキングに「沖縄ポーク」と銘打って並べられていたのを目にしたものの、当時はそれにケチャップをかけたり、玉子との相性が抜群にいいものだったり、“ポーク玉子”として一般的な沖縄料理だなんて知らなかったのですが、これが美味いのなんのって!
沖縄では日常的に入手できるものと知るまで時間がかかったのは、公設市場や土産店でも、観光客としてもっとめずらしいモノばかりに目が行き、まったく見過ごしていたんですね。

出典/wikimediaスパムむすび。出典/wikimedia
「ポーク缶」ほか詳細はネットでも多数の情報があり、国内外で比較しても相当な消費割合いを誇るのが沖縄だそうです。具体的消費量のデータがみつからないのですが、他県よりも温暖な沖縄では味が濃いものが好まれるという見解をお借りすると、圧倒的量であってもおかしくありませんね。”ポーク”と言えば、やっぱり「沖縄」というイメージは定着していると思います。
実際に沖縄の家庭料理や、そのまま玉子と抱き合わせたおにぎり(ハワイ発祥らしいです)として県内コンビニに置いてあったり、食堂に入れば“ポーク玉子”は通常メニューにもなっています。それほどまでに沖縄の食には欠かせ無いポークなのですが、内地で買おうとするとかなり高価だと思いませんか?

沖縄なら安いポーク缶

沖縄と内地で値段を比較すると一目瞭然で、内地ではおよそ沖縄の倍の値段です。あるいは沖縄なら半額以下で手に入るということもできるでしょうが、もし、沖縄での小売価格を知らずして、内地で売っている価格から想像してしまうと、こんな高い缶詰を日常食材としてふんだんに利用しているなんて沖縄は贅沢なのでは!?と勘違いしてしまいそうですが、そうでは無いようです。

ご存知。沖縄ポーク缶「SPAM」ご存知。沖縄ポーク缶「SPAM」 ゴーヤチャンプルーによくあると思うポーク缶「TULIP」ゴーヤチャンプルーによくあうと思うポーク缶「TULIP」

SPAMは、終戦直後にアメリカから配給物資として提供されたことが普及のきっかけだそうですが、近年、国内商社による本格的な国内販売にチカラを入れていて、アメリカ直輸入品の入手可能な各地では、比較的身近に手に入るようになり、内地での小売価格は500円前後。ちなみに撮影用に買ったSPAMは498円でした。

TULIPも、戦後食糧難の頃の沖縄でアメリカ軍経由から広まったそうですが、沖縄の家庭料理にはこちらのTULIPが一般的なのだそうです。実はポーク缶といえばTULIPしか知らなかった期間が長かったためにすっかり馴染みではありましたが、なんたってゴーヤチャンプルーによくあうのはTULIPしか無いと思っていました。内地のアンテナショップや沖縄物産センターなどでも、300円代〜500円と幅があり、SPAMと競合する高価な缶詰になっていますね。

どこへ行っても安くない!
しかし、いずれも沖縄県内なら、340g入りの一缶は150円〜200円前後で買えるので、実は高級缶詰というほどでも無いですし、沖縄でのシェアナンバーワンを確実なものとしているようで、沖縄県謎解き散歩 (新人物往来社文庫) の中で指摘されていました。
ちなみに業務用のドデカイ缶詰がTULIPから出ていて、家庭向けに手軽な340g缶と1g当りの単価を比較すると0.7円ほど安く、仕入れ値ならもっと安く手にはいるものでしょうから、結局は沖縄での“安価な食材”として広く利用されているものですね。

TULIPのプラケースは何だかアイスクリームみたいです!美味しそう!TULIPのプラケースは何だかアイスクリームみたいです!美味しそう!
TULIPがプラスチックパッケージになって新登場しています!味は変わりないそうです。 ※軽くなることで、空輸による貿易物量コスト下がってもっと安くならないかな〜

沖縄の特別な事情

琉球新報の記事によると、ポークランチョンミートは沖縄が本土復帰を果たした際に取り決められた“沖縄特別輸入割当品目”に該当するものだそうで、特別に関税設定されているようです。〔沖縄の復帰に伴う特別措置に関する法律など〕これを踏まえると、国内市場を手厚く保護するというより、沖縄県の食文化にですでに浸透仕切っている競争力の高い輸入ポークはウェルカムとして、安く大量に仕入れることにしたのかもしれませんね。

本土復帰に伴い、日本の関税・内国消費税など輸出入諸法令の即時適用による県民生活や企業活動への影響を緩和するため設けられた措置。輸入牛肉、こんにゃく、脱脂粉乳、ランチョンミートなど21品目の関税低減や特例輸入などを認めた。 【引用】沖縄特別輸入割当品目(琉球新報)

また、沖縄県内の会社が販売元などと提携し、常に県内での流通を確保しているため、店頭から消えることが無い状況も併せて、沖縄県ではポーク缶が安くどこでも手に入るものになっているのだと思われます。

みなさんは、ポークは好きですか?嫌いですか?家庭料理にポークを使った料理方法は、沖縄料理だけに留まらず、和風、洋風など様々なジャンルにも応用されているようですので、今のうちにポークをお試しあれ!!

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